今回のライブでの色んな疑問点について、いろいろ考え、今回のライブは一体何を我々に見せたかったのかを雑に考察する(ほぼ妄想する)文書になります。
あくまで一個人の考えたことなので気楽に読んでいただけたら幸いです。
なお、ライブの内容を含むためネタバレされたくない方は、ご留意願います!
先に申し上げておきますが、今回のライブの是非についてはこの記事では問いません。
純粋な私が感じたことは、以下に記してますので、よろしければ一読ください。
結論から申し上げますと
今回の我々に見せたかったものは「我々の世界とシャニマスの世界、2つの世界にある隔たりは重要ではない」というメッセージです。
これを説明するためになぜそう思ったかのポイントを書いておきます。
① シーズ・コメティックの成長と物語の進展(シーズ・コメティックのコミュ)
② 「never1」「odd2」「or3」「even4」
③ 「完璧・永遠であることは美徳であり 彼女達は幾度も到達の機会を与えられる」
④ 「Liminal;marginal;eternal」
シーズ・コメティックの成長と物語の進展
今回は、XRライブという形でキャストではなく、アイドル自身がライブを行うというものになります。
そして、アイドルが成長するところを見せることで、シャニマスの物語が進行していました。
別の言い方をすると今回のライブ自体が、大きなシーズとコメティックの成長を見せる越境コミュであったと思うのです。
そして、我々はその世界を見ることであたかもその世界の一部になったように感じさせようとしていたのではないでしょうか。
現に私は、はずきさんのメッセージを含めシャニマスの世界で起こっていることをリアルタイムで体験することになりました。
また、目の前でアイドルがライブを通して成長するのを目の当たりにしました。
にちかは、美琴というシーズを支える絶対的な相方を無くした状態でステージに立つという経験を通して、それでも自分はアイドルでありシーズであるという覚悟と根性を見せ、ステージをやり切ります。
これは間違いなく成長でしょう。
美琴は、ステージに立つことが全てであり、完璧なパフォーマンスで感動を与えることが全てでした。
しかし、体調不良によってステージから降りることになります。
さらに、復帰した「or3」では、体調を見ながらであったため、出場曲数を制限しての出演です。
バックステージで、にちかが踊っているところを見ていたことになります。
踊れる状態の自分がいるにも関わらずです。
悔しい、情けない計り知れない色んな思いがあったと思います。
それでも完璧じゃない自分で、ステージに戻ってきます。
「or3」でのアンコールで「Fashionable」、「OH MY GOD」を披露した後の言葉が彼女の成長を表していると感じました。
(ちょっとだけ、どうしても書いておきたいお気持ちなんですが、「Fashionable」の歌詞で「なりたい姿はこんな私でしょ」という部分があります。今までは、シーズのようになりたいでしょ?と誰かに見せつけるように聞こえていました。しかし、今回だけは、ステージに立てる自分のことを歌っているように聞こえてもうダメでした。)
鈴木羽那と郁田はるきは、初のソロ曲披露という成長が考えられます。
まだまだ日の浅いだぶるはですが、今回初めて1人でステージに立つということを経験します。
これは間違いなく成長なんじゃないでしょうか。
最後に、ルカです。
ルカの成長は、過去との決別、未来への一歩でしょう。
これまでも、「THE (CoMETIK) EPISODE」や「冬が灯る先」などでも取り上げられていた内容の集大成だと思います。
「odd2」では「カミサマは死んで、お星さまになった・・・真っ黒いお星さま」と言っていることや、
「or3」で呼び込みのMCで「シーズ 緋田美琴」と言っていること、
最後に披露された「1/3」の歌詞もルカの過去との決別、未来への一歩を表したものだと読み取れます。
歌い終わりのセリフ「最低な日、誰か1人くらい救えたのかよ・・・」というのは、カミサマで無くなったルカでも救えるものがあるということを言いたかったのではないかと考えています。
危惧されていたにちかとの関係についても、完全に認めてはいないが、一部は認めてやるみたいに感じました。(「even4」の「Shiny Stories」終わりのダメ出しを言うとことかそんな感じがします。)
もちろん全てさっぱり割り切れたわけではないでしょうが、確実に前に進んだと思います。
このようにアイドルの成長をリアルタイムで感じていました。
そこに世界の隔たりはなかったように感じます。
「never1」「odd2」「or3」「even4」
こちらについては、つなげると「neveroddoreven」と回文になっています。
私はこれを、我々の世界とシャニマス世界のつながりだと考えました。
現にアイドル達もこの公演名については発言しています。
回文は、ご覧の通り左右両方から見て同じになっています。
つまり、我々の世界とシャニマス世界どちらから見ても同じものが存在することではないでしょうか。
また、意味としては、「奇数でも偶数でもない」という感じで訳されるようです。
これもまた、どちらでもないという2つの世界の両方にかかっているように見えます。
つまり、2つの世界には隔たりがないと考えます。
「完璧・永遠であることは美徳であり 彼女達は幾度も到達の機会を与えられる」
この言葉は、シャニマスの世界に存在しません(たぶんアイドル達は発言していなかったはず・・・)
実際にシャニマス流行語大賞にこの言葉がノミネートされておりますが「例外[不完全]を検知しました。 指定されたキーワードは存在しません。再度実行してください。」という説明がされております。
シャニマスの世界に調べに行ったらそのキーワードは無かったよと言ってるようにも見えます。
つまり我々の世界の言葉です。
そのため、この言葉は、2つの世界を隔てる言葉になります。
言葉の意味で考えると「完璧・永遠は素晴らしいことで、シャニマスのアイドルっていうのは何回でも完璧・永遠で素晴らしいことができるよね」と、ある種のメタっぽい解釈に読むことができないでしょうか。
しかし、ホントにそうでしょうか、シャニマスの経験って一度きりだと思うんです。ライブだって1度きりだし、プロデュースだって、完全に同じということはありません。
ましてや、その全てが完璧・永遠であるかと言われたらそんなことないと思うんです。
完璧じゃなくても素敵だし、完璧を目指すことがかっこいいし、永遠じゃないから大切です。
つまりこの言葉は、シャニマスの世界に求めない言葉(概念といってもいいかも)なのでシャニマスの世界には存在せず2つの世界を隔てる言葉ではないでしょうか。
また、パンフレット最後のスタッフメッセージに文字化けしてからこの言葉が繰り返される一種のバグのようなページがあります。
今回のパンフレットは、キャストではなく、アイドルが答えています。
つまり、シャニマスの世界のものです。
そこに無理やりこの言葉を入れ込んだためバグのような出力になったのではないでしょうか。
「Liminal;marginal;eternal」
最後に.Liminal;marginal;eternalというタイトルは何を意味しているかについて考えていきたいです。
タイトルということはとても重要な意味を持っていると考えます。
このタイトルはシャニマス世界でも発言されているため、2つの世界にまたがることになります。
ただ、これだけは公演のタイトルなので「シャニマスの世界での公演タイトル」と「我々に対しての公演タイトル」であえて分けて考えたいと思います。
まずは言葉の定義を定めましょう。
「Liminal」は、英語の形容詞で、境界や閾値を示す言葉である。特に、ある状態から別の状態への遷移点や、明確な定義が難しい中間的な状態を指す際に用いられる。(出典 weblio辞書)
とあるので、「変わっている状態で定義するのが難しいもの」とします。
「marginal」は、「周辺部の」や「辺境の」「重要ではない」「取るに足らない」といった端や余白に関連することや重要性が薄いことを意味する英語表現である。(出典 weblio辞書)
とあるので、「重要ではない」とします。
「eternal」は、「永遠の」や「不滅の」「永久の」「時間を超えて存在する」といった存在に期限がなく終わりが未来永劫おとずれないもののことを意味する表現。(出典 weblio辞書)
とあるので、「終わりが訪れないもの」とします。
また間にある「;(セミコロン)」は前後の文をつなぐためにあるものだそうです。
つまり、「変わっている状態で定義するのが難しいもの」と「重要ではない」と「終わりが訪れないもの」はつながっているということになると思います。
まず、「シャニマスの世界での公演タイトル」の意味についてですが、
「変わっている状態で定義するのが難しいもの」は何を指すのでしょうか
これを私は、コメティックだと思いました。
まさに今、ルカはカミサマからコメティックの斑鳩ルカへと変わろうとしています。
これはつまり、「変わっている状態で定義するのが難しいもの」と考えられます。
では、「終わりが訪れないもの」はなんでしょう。
これはシーズと考えることにしました。
正直、シーズって永遠か?と言われたらわかりません。どちらかと言えば美琴の「完璧」を取るべきだと思ってしまいますよね・・・
誰か一緒に考えてくれ・・・
仮に「終わりが訪れないもの」=シーズだとした場合、コメティックとシーズの間にあるものは「重要ではない」ということになります。
シーズとコメティックという確執のあるユニットですが、それは、その確執はもう重要ではないことだよと読み取れるような気がします。
だからこそのこの2ユニットでのパフォーマンスライブだったのではないでしょうか。
このユニットが確執に完全な解決ではないにせよひとつの区切りをつけるための。
次に、我々に対しての公演タイトルの意味です。
「変わっている状態で定義するのが難しいもの」はなんなのかについてですが、私はこれを我々が生きている世界であると考えます。
我々の世界は、刻一刻と変化を続けます。
みんな同じスピードで年を取ります。
そのため変わっていて、定義することが難しいと考えられます。
そして、「終わりが訪れないもの」はシャニマス世界のことではないでしょうか。
シャニマス世界は永遠に続きます。
もちろんサービス終了とかはありますが、アイドル達は年を取らず永遠に生き続けています。
そして、我々の中でも永遠に残ります。忘れてしまうことはあるでしょうが、シャニマス世界を見たという事実は変わりません。
「我々の世界」と「シャニマス世界」の間に「重要ではない」が入ることになります。
つまり、そうやって世界を隔てることは重要ではないよというメッセージではないでしょうか。
それは、XRライブという物自体を表していると思いますし、演出の是非はともかく、シャニマス世界のコミュの中にはいりこんだような感覚を覚えるライブにも言えることだと思いました。
以上のことから、このライブでのテーマは、「我々の世界とシャニマスの世界、2つの世界にある隔たりは重要ではない」と読み解きました。
おわりに
ほぼ妄想です!!!
正直、シーズが永遠っぽくない
あの1時間の告知は何だったのか
公式サイトに入るときの注意メッセージの無限ループって何
など、疑問がたくさん残ります。
ただ一旦私の中で区切りをつけるため書かせていただきました。
楽しんでいただけたなら幸いです。
ではまた。
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